読んでみると便利な基礎知識

【ゆめ占いの館へ戻る】

ようこそ夢世界へ
眠っている間に心の中に浮かんできたイメージ(心象)の記憶、それを夢と呼びます。眠っている間は、外界に向かう肉体の活動が休止し、起きている時に働いている意識、つまり、物を見たり聞いたり味わったりといった、肉体に伴う意識が働きません。そのため古代の人々は、眠りを小さな死と考えました。そして、眠っている間に体を抜け出した魂が体験した記憶が、夢であると考えたのです。
実際、夢は完全な眠りと起きている時の中間の状態(半覚醒時)で見ると言われています。つまり、外界に向かって働いている意識が休止し、自分自身の内なる意識が目覚めている状態の時に、夢が生み出されるのです。

夢に潜む意味をどう判断すればいいの?
「夢」は本当に不思議なものです。自分でありながら、自分ではない、もう一人の自分を見ることができるのです。嬉しくもあり、怖くもあります。思ってもいない自分の発見を、どう理解すればいいのか、戸惑いを感じることもあるでしょう。
「夢」は大体3つのパターンに分かれます。

  1. はっきりした記憶や経験に沿って意識できるもの。
  2. 今まで気付いていなかったが、何となく思い当たるもの。
  3. 何故そんな夢を見たのか、全く理解できないもの。

この3つにはっきり分かれない、曖昧さがまた、夢らしいところでもあります。
「夢」には自分の本音が出るものです。日常は意識していなくても我慢していたり、抑圧されている不満が顔を出すのです。その出方に差があり、自分がやられていたり、逆に相手にやり返したり。夢の内容で、不満の度合いを計ることもできるのです。
「夢」の内容を語ることは、本当の心の内を見せることにもなります。子どもの夢の話を聞いてあげれば、必ずいじめなどの兆しに気付くはずです。夢の内容から、子どもの心理状態を知ることができますが、同時に、”子どもの話を聞いてあげる、そしてお母さんの夢・体験を聞かせてあげる”という、コミュニケーションをとることもできます。言いたいこと、知って欲しいことを伝えるチャンスなのです。これは、夫婦、恋人、友達などの間でも同じでしょう。
「夢」の傾向で、自分の性格をうかがうこともできます。「落っこちたり、襲われる夢」の多い人は、心配性、被害妄想的。「上がったり上ったり、攻撃したりする夢」の多い人は、向上心旺盛で上昇志向、自由でわがまま。「家族や友達の夢」の多い人は、努力家であり人間関係を大切にするフェミニスト。しかし、夢の中には裏返しで現れることも多いので、決めつけるわけにはいきません。
「夢」を本格的に研究し、精神分析を科学として確立したのは、フロイト(オーストリア1856〜1939)と、ユング(スイス1875〜1961)です。人間の精神を探る重要なキーとして夢を位置づけました。
「夢」は、深い睡眠ではなく、レム睡眠と呼ばれる時に見ると言われています。体は眠っていますが、脳波が活発に動いている状態です。心拍数、脈拍、血圧などには変化があるのです。寝入りばなの浅い眠りの時、現実(想像)に近い、曖昧な夢の状態もあります。眠りの状況により、夢の意味合いも変わります。
「夢」は現実の生活と、真実の心をつなぐ大切なパイプ。心身共に健康的なバランスを保つ役割が、夢にはあるのです。この夢を上手に活用したいものですね。夢判断で自分の潜在的欲求を知ることは、日々の生活の大きな指針となることでしょう。

人は2つの世界を持っている
神秘学的には、人間は肉体と魂の2つの部分から成り立っています。
これは、少々観念的に聞こえるかもしれませんが、この2つの部分は一人の人間の人生に深く関わりながら、それぞれに異なる世界での人生を歩んでいるのです。
詳しく言うと、肉体や可